両院議員総会であいさつ〜「国難」招いたのは政権与党〜

両院議員総会であいさつ〜「国難」招いたのは政権与党〜

山口なつおは、1月24日、第177回国会が招集されたことを受けて開催された両院議員総会に出席し、あいさつした。あいさつの概要は以下の通り。

いよいよ177国会の開幕だ。昨年の参院選で、われわれは「ねじれ国会」という立場を国民からいただいた。「闘う野党」として存分に力量を発揮していきたい。

昨年、韓国、中国を訪れ、先方の関係者から「日本政治の行方はどうなるのか」「政権与党の先がよく見えない」「日本で歴史ある政党は三つしかない」と言われた。自民党、公明党、共産党だ。韓国、中国は、日本を政党政治が根付いた国と見ている。しかし、その担い手は、もはや公明党と自民党といっても過言ではなく、政党政治が今、本当に厳しく問われなければならない国会だ。

民主党はマニフェストで国民と約束した内容をほとんど実行できていない。財源も破綻状態。今度は選挙で戦った相手の政策責任者を閣内に迎えるという、禁じ手ともいえる政権をつくった。政権の運営、政策の実行のいずれを見ても民主党中心の政権はもはや、政権担当能力、正統性、アイデンティティー(存在意義)を失っていると言わざるを得ない。

外交・安全保障の問題でも、米国、中国、ロシアとの関係をはじめ、停滞を招いている。菅首相は「国難」の時と言っているが、国難を招いた第一の当事者は、鳩山前首相であり、菅首相であり、政権与党だ。それを差し置いて、野党に事寄せるのは許されない。

われわれは、むしろ見るに見かねて社会保障について、「国民の不安や期待に応えるために与野党協議の機関を設置せよ」と提案した。なかなか返事は来なかったが、最近、抱き付いてきたようだが、「裸で抱き付いてくるような恥ずかしいまねは一日も早くやめてもらいたい」と、糾弾していかなければならない。(民主党が)マニフェストで掲げたのは何か。(年金の)一元化という横糸と、(全額)税方式という縦糸の生地を国民に見せた。だったらそれを着るものに仕立て、羽織って野党にあいさつに来るのが当然ではないか。

「政治とカネ」の問題について、当事者も政党としても、自ら解決と方向性を見いだすことができない。55年体制下の自民党以下だと言わざるを得ない。

「政党のアイデンティティー」は、統一地方選挙でも問われる。政党は、国、地方を通じて政策を実現でき、国民の声を受け止めるという機能を持っていなければならない。われわれは国民の期待に断固として応えていく決意だ。国会の論戦が統一選への大きなエールになり、国民の希望につながるように一致結束して頑張ろう。「闘う野党・公明党ここにあり」という姿勢を示しきっていこう。