社会保障と消費税を含めた財源問題〜与党案の提示が先決〜

山口なつおは、1月4日午後、国会内で記者団の質問に答え、菅直人首相が社会保障と消費税を含めた財源問題で超党派の協議を呼び掛けたことについて、「協議するのであれば、政府・与党がその具体化された案を作り上げ、提示することが先決だ。それをやらずに(結論を出す)スケジュールだけ決めても展望は開けない」と述べ、協議の前提となる環境が整っていないとの考えを表明した。

さらに、山口なつおは「社会保障の在り方を議論した上で、その財源の在り方に議論を及ぼすべき」と指摘した上で、「社会保障の在り方の中身がまったく示されずに、消費税だけ6月をメドに(方向性を示すとの考えが)表立って出るようでは、国民に違和感が生じるばかりだ」と批判した。

一方、菅首相が民主党の小沢一郎元代表が強制起訴された場合、政治家として出処進退を自ら判断するよう求めたことに対しては、「国会で説明責任を尽くし、一連の問題の再発防止策を作り上げることが重要な目標だ。当事者も政党も同じ目標に向けて努力すべきだ」と述べた。

公明会館で新春幹部会を開催〜日本の未来開く闘いを〜

山口なつおは、1月4日午前、東京・新宿区の公明会館で開かれた新春幹部会に出席し、4月の統一地方選の勝利を誓い合った。席上、山口なつおは、日本が直面する諸課題に対し「公明党が日本の針路を切り開く」とし、医療・介護や農業などの分野の成長を促すとともに、社会保障の方向性を国民に示すことの重要性を力説。国民の不安解消へ「『闘う野党』の立場で民主党政権と厳しく対峙していく」と訴えた。

一、今年は統一地方選挙が行われ、国政も激突の様相だ。(干支の)うさぎは世の人々に尽くす献身の象徴であり、公明党の基本的精神とも言える。(今年も)人々の声に耳を澄まし、世の中の動きに目を凝らし、素早く行動していきたい。

一、日本が直面する課題の一つは外交・安全保障の基盤の立て直しだ。日米関係がぎくしゃくし、「尖閣」で日中関係にきしみが生じた。その足元を見られるようにロシア首脳が北方領土に立ち入る事態を招いた。関係改善の兆しはいまだ見られない。公明党こそ日本の針路を切り開く思いで立ち向かいたい。

一、これからの経済成長は「新しい芽」を伸ばすことに力を注がなければならない。医療・介護分野に先端技術や産業資源を集中させ、農業分野で高度な技術や潜在力を引き出し、国際競争力を磨く必要がある。それがバランスの取れた産業構造や多国間の貿易ルール形成につながるが、現政権は中途半端で確固たる見通しを示すことができない。環境分野でも、中国や韓国などは日本の技術供与や互いの協力関係がないと、国際社会に寄与できないと考えている。

一、少子高齢化の問題では、公明党は昨年12月に「新しい福祉社会ビジョン」の中間取りまとめを発表した。社会保障について全体的な議論を通じて方向性を見いだしてこそ、財政や負担の在り方で妥当な議論ができる。この順序を間違えれば国民の理解は得られない。社会保障の在り方に関する与野党の協議機関を設置し、議論を尽くして合意を得るべきだ。

一、大きな政策課題を進めるには政治への信頼が重要だ。与党が二つに割れ、けなし合っているのでは、心もとない。われわれは「闘う野党」の立場で厳しく対峙し、厳しい指摘を受けた与党がどれだけのことを実行するのか、それを迫り、引き出す役割を担っていく。「政治とカネ」で結論を出せないのは情けない限りだ。再発防止策を作り上げることがそのゴールになる。

一、参院での問責決議は、国権の最高機関である一院の重要な判断だ。問責の閣僚が居座る不誠実な対応であれば、国会審議に応じることはできない。

一、通常国会前半は、2011年度予算案の審議が中心だ。予算案は2年続けて税収をはるかに上回る国債発行という異常な状態を続けている。政権の決意を見て取れず、野放図な財政運営に厳しく物を言いたい。法案審議でも、公明党の考え方を随所にぶつけ、国民が本当に求めていることを示したい。

一、統一選は公明党再建の“第二弾”の重要な戦いだ。政党が国民の負託に応えるには、地方の基盤をつくり国会と連携して政策を実現するネットワーク力が生きているかが最大のカギだ。公明党は縦にも横にもネットワーク力を生かし実績をつくってきた。この伝統と新しい時代に応じた議会改革のニーズを受け止め、実績を挙げる先頭に立っていく。

一、今、国民が求める議員の姿は二つに集約される。一つは「行動する政治家」だ。動きの見えない鈍い政治家では国民の負託に応えられない。もう一つは、地域の声を拾い上げて政策を実現する「政策形成能力」だ。いずれも公明党が磨いてきたものだ。結束こそ勝利の要諦であり、全国の議員、党員が一体となって勝利の突破口を切り開いていこう

各地で新春街頭演説会を開催

山口なつおは、1月2日午前、東京都新宿区の新宿駅西口で開かれた新春街頭演説会に出席。3日には、統一地方選に先立って行われる可能性がある名古屋市議選の応援のため、同市内で開かれた街頭演説会に駆け付け、激戦に挑む市議選予定候補者への支援を呼び掛けた。

この中で、山口なつおは「公明党は国民の声をよく聞き、社会の動きをよく見届ける。さらに、結束した俊敏な行動力で政策を実現する『チーム力』が備わった政党だ」と力説。経済対策や社会保障、外交・安全保障政策で実行力の乏しい民主党政権を批判し「『闘う野党』の立場で論戦に挑んでいく」と強調した。

特に民主党政権が年金、医療、介護の課題に具体策を示さないとして、「日本経済の実情に合った社会保障の在り方をどう建設的に描くのか、与野党で真剣に協議しなければならない」と指摘した。

さらに「政治とカネ」の問題に関する民主党の対応について「党が真っ二つに割れて、内憂外患に恐れおののいているようでは、日本の未来はおぼつかない」と批判し、再発防止策の必要性を訴えた。

統一地方選に関しては「議員は住民のあらゆる声を代表することができ、議会が地方政治を改革する先頭に立たないといけない」と強調。「議会基本条例やローカルマニフェスト(地域重点政策)を掲げ、公明党が議会改革の先頭に立ちたい。統一選を勝ち抜き、国民とともに日本の未来を切り開く先頭に立つ決意だ」と語った。

名古屋市の街頭演説には、たなべ雄一、ばばのりこ、木下まさる、の各市議(市議選予定候補)らが参加。山口なつおは、党名古屋市議団が市の外郭団体改革をはじめとする行政のムダ削減、情報公開や住民参加など議会改革の先頭に立ってきたことを強調し、「名古屋から全国勝利の突破口を開きたい」と力説した。

問責閣僚続投なら国会審議に応じられぬ〜記者団の質問に答える〜

山口なつおは、11月2日午前、東京都新宿区内で記者団の質問に答え、参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官、馬淵澄夫国土交通相が続投した場合の国会対応について「国権の最高機関の一つである参院の結論が出ている。今の大臣のまま議論に応じられないとの結論は変わっていない」との考えを改めて示した。

また、一部報道で1月中旬にも内閣改造が行われるとの見通しが出ていることには、「官房長官と法相が兼任のままでは、国会の健全な議論ができないので変えざるを得ない。その内容については、政権が自らの責任で判断することだ」と述べた。

2 年連続で税収よりも国債発行が上回った2011年度予算案については、「最初から(政権が)自分たちで組み立てることができたにもかかわらず、昨年の延長に過ぎない。財政的に厳しい状況を自ら招いて拡大している」と指摘。「こうした政治姿勢には厳しい論戦を挑んでいく」と強調した。