党首討論で、鳩山由紀夫首相と論戦〜鳩山内閣は崩壊状態〜

山口なつおは、3月31日午後、今国会2回目となる党首討論で、鳩山由紀夫首相(民主党代表)と論戦し、次から次へと問題が噴出する鳩山内閣を「失望内閣」と厳しく批判。首相らの「政治とカネ」の問題について、「率先垂範で対応しなければ、ますます支持率は下がる」と自覚を促した。鳩山首相は「(元秘書の証人喚問などは)私が決める話ではない」などと“逃げ”の姿勢に徹し、かみ合わない答弁が続いた。

▼討論要旨
郵政改革案 中小企業いじめ許さず
冒頭、山口なつおは厳しい表情で「今の内閣は、国民から“学級崩壊”状態で、首相のリーダーシップが欠けていると言われている」と切り出し、具体例として、だれも責任を取らない「政治とカネ」の問題や、閣内で見解がバラバラの「郵政改革案」、解決の見通しが立たない沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題などを列挙。

「挙げれば切りがない。内閣の機能がもう不全に陥っている」と批判するとともに、「国民から見れば、まさに『失望内閣』と言いたいぐらいだ。こんな体たらくでどうするのか!」と猛省を求めた。

首相は「反省すべき点は反省したい」と述べたものの、郵政改革に関して「閣議で決めるまでは、官僚任せではない新しい内閣だから自分たちの考え方があっていい」と開き直り、この間の内閣の混乱ぶりを棚に上げた。

また、山口なつおは鳩山内閣の郵政改革案について、ゆうちょ銀行の預入限度額が2000万円(現行1000万円)に引き上げられることを問題視。政府の関与が強い同銀行に地域の金融機関から資金が移ることで、中小企業融資に影響が出ることを懸念し、「中小企業をいじめるような法案は許さない」と強調した。

献金偽装事件 裁判資料 公開せよ

一方、首相や民主党議員に相次ぐ「政治とカネ」の問題について山口代表は、首相らが説明責任を果たさないため、「いまだに問わないといけないことは慚愧の念に堪えない。(国民にとって)大事な問題を議論したいのに“障害物”になって議論できない」と無責任な対応を糾弾した。

その上で、鳩山首相の献金偽装事件で、政治資金規正法違反の罪に問われた首相元秘書の勝場啓二被告の公判(地裁)が結審したことに言及。“裁判が終わった暁にはできる限り使途を説明したい。国民に報告する義務がある”など首相の国会答弁を踏まえ、(1)首相自らが勝場氏の国会招致を説得すること(2)裁判所に提出した資料を国会で提示すること―を迫った。

これに対し、鳩山首相は「まだ最終的な判決が出ていない」「証人喚問は私が決める話ではない」など消極的発言に終始。資料の公表も「プライベートなことを一つ一つ全部公表するのはいかがなものか」などと言い訳し、論点をそらす発言を続けようとしたため、山口代表は発言を制止し、「首相は何も積極的に答えようとしていない!」と不快感を示した。

党首討論の要旨(PDF)