「脳髄液減少症」の本格的研究がスタート

山口なつおは、党脳脊髄液減少症対策ワーキングチームのメンバーとして、4月25日(2007年)の会合で同症の研究をめぐり厚生労働省と意見を交わしました。

同症は、 むち打ち症の原因の一つとされ、交通事故などの衝撃で脳と脊髄を循環する髄液が漏れ、頭痛や、めまいなどを引き起こすことが報告されています。この度、この 「脳脊髄液減少症」の本格的な研究が公明党の後押しによってスタートします。

席上、厚生労働省は、同症の診断や治療法に関して、日本脳神経外科学会学術委員長の嘉山孝正・山形大医学部長らの研究に「厚生労働科学研究費補助金」の交付を決めたことを報告。研究は3年計画で、初年度となる今年度は2500万円を認めています。
研究内容は以下の4点が柱とされています。(1)診断に関する実態調査、(2)診断基準の確立、(3)発症原因の調査、(4)治療法の検討。

研究班は、脳神経外科を中心に構成し、神経内科や疫学、統計学などの専門家も加わる見通し。髄液漏れの本格的な研究は初めてで、早期の診断ガイドライン策定をめざしています。

同症は、未解明な点が多く、激しい頭痛で学業や仕事が手につかない症状でも「異常なし」と診断されたり、周囲から「仮病」を疑われたりする場合があります。さらに、交通事故の場合、自動車損害賠償責任(自賠責)保険では軽度のむち打ち症としか認定されないため、治療費などが短期間で打ち切られる場合も多い。髄液漏れを起こしている個所に本人の血液を注入して漏れを防ぐブラッドパッチ療法も「治療法として確立されていない」との理由から保険適用されていないのが現状です。

公明党は脳脊髄液減少症で苦しむ「現場の声」をもとに、いち早く行動を起こし、治療法確立やブラッドパッチ療法への保険適用などを国に求めてきました。今後の研究の進展により、同症に苦しむ方々が早期に救済を目指して、今後も支援を加速させていく予定です。