沖縄県知事選で佐喜真氏推薦

掲載記事2018年09月19日 (水曜日)

訪中で、日中関係の回復を実感

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沖縄県知事選が13日告示された。序盤戦を終え、いよいよ30日の投票日を目指して、舌戦は熱を帯びる。

今回の知事選は、沖縄の発展はもとより、日本やアジアの平和と安定にも大きな影響を与える。公明党は、自民党や日本維新の会、希望の党とともに、前宜野湾市長の佐喜真淳(さきま・あつし)氏を推薦した。

推薦に際し、政策協定を結び、県政の優先課題は、豊かで、安心、安全な暮らしを実現することであり、「対決より対話が重要であること」を確認した。

これをもとに、私は10日、宜野湾市で行われた佐喜真陣営の集会で、全面支援の方針を述べた。他党と力を合わせて勝利したい。

さて、私は5日から訪中し、9日に帰国した。日中関係が正常な回復軌道に戻ったことを実感する旅だった。

今年は、日中平和友好条約を結んで40年の節目である。5月の李克強首相の訪日を幕開けとするなら、年内の日本の首相の訪中が第2幕、来年の習近平国家主席の訪日を第3幕とする首脳の往来を実現することが重要である。

安倍晋三首相から預かった親書を全国政治協商会議主席の汪洋常務委員に託し、首脳の往来実現に強い意欲を持っていること、ウラジオストクで習主席に会えるのを楽しみにしていることをメッセージとして添えた。

汪氏は「私自身から速やかに習主席に報告する」と応じた。帰国直前に会った唐家璇中日友好協会会長は、①ウラジオストクで習主席は安倍首相に会う②10月下旬、安倍首相を迎える準備をしている③来年の習主席訪日の準備を始めた|などの3点を私たちに伝えた。

唐氏の発言は、親書の内容に対応するものであり、中国側の「回答」である。帰国後速やかに、私から安倍首相に報告した。先日、ウラジオストクで日中首脳会談が実現し、「回答」が裏付けられた。

汪氏との会談で、私は中国の歴代指導者が覇権を求めないとの主張を一貫していることを引用し、「言行一致の姿勢を示すことが重要だ」と述べた。これに対し、汪氏は「山口代表が強調したとおり、中国側の一貫した態度は、いかに発展しようとも覇権を唱えないということである。歴史からくみ取った深い教訓である」と応じた。

さらに、汪氏は「日中関係の長期にわたる健全な発展を築き、地域や世界に貢献することを望む」と語った。この流れに水を差すような動きは双方とも控えることが大切だ。

要人との多岐にわたる意見交換のほかに、私たちは国交正常化や平和友好条約の意義と大局観に立って、それを進めた先人の苦労を後の世代に伝えるために、習主席の母校である清華大学と、周恩来首相の母校である天津の南開大学で学生たちと懇談した。南開大学では、映像を交えた講演を行い、学生たちの関心を引きつけた。

政界のハイレベルの往来が、各界各層の交流の厚みを生み出し、両国と地域の平和と繁栄に結びついていくことを望む。(公明党代表)

2018年9月19日(18日発行)夕刊フジ掲載

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