「ねじれ解消」民意は示された 求められる与党内のチェック機能

掲載記事2013年07月24日 (水曜日)

21日党本部の開票センターで参院選が終わり、民意は明確に示された。与党である「自民党」と「公明党」が圧勝し、衆参ねじれは解消された。「日本維新の会」や「みんなの党」などの第3極は伸び悩み、反自民を鮮明にした「日本共産党」は議席を伸ばした。「民主党」に対する失望感は深く、同党から分裂した「生活の党」や「みどりの風」は 議席を取れなかった。都議選結果をもとに予言したとおり、「民主党」の1人負けとなった。

私の「東京選挙区」は、党代表として全国応援に飛び回るなか、候補者不在の選挙となり、支持者にご心配をおかけした。梅雨明けが早く、酷暑のもと、投票率も下がったが、公明党は現有10議席を上回る11議席を獲得できたことに感謝申し上げたい。

今回の焦点は「ねじれの解消」であった。ネット選挙も解禁され、視覚的に焦点を印象づけようと、私は、ねじれた黄色いスポンジの棒の両端を引っ張って、 真っすぐにほどいて(解消して)みせるパフォーマンスを公示日に行った。3年前の参院選でも「政権にレッドカードを」と視覚効果で訴えたことがあり、いずれも狙い通りの結果が出ている。

有権者は「ねじれの解消」によって、政治の安定を求めた。衆院選と都議選に続く、一貫した流れである。 自公連立政権が掲げた「被災地復興の加速」「経済再生」を優先する取り組みが信任されたものであり、両党が力を合わせて真摯に実行して、期待に応えねばならない。22日の自公党首会談でも、そのことを確認した。

もう1つ、公明党に期待された役割がある。選挙の結果からすると、野党に期待される健全な政権のチェック機能は弱くなった。野党は主張の隔たりも大きく、協力の実も上がらなかった。

そうなると、与党でありながら、公明党が政権内で、大勝して大所帯となった自民党が先祖返りして国民の期待に外れた動きをとらないよう、適切にコントロールする役割も求められよう。

公明党は、政党の機能として自民党とは異なる持ち味を持っている。結党の理念や、近隣諸国との政党間交流、地方議員とのネットワークを生かした地域密着性などであり、それが政策の違いにも現れてくる。

だからこそ、与党が幅広い民意を受け止めることができる。議論と調整を経て、政治課題の優先順位を踏まえた新しい合意が作られていく課程を示すことによって、国民が安心感を持てるようになるのである。

今後3年間は、国政選挙をしなくてもすむ貴重な時間である。デフレを克服し、強くしなやかな社会構造を創造し、安定感のある国際的地位を確立するために、全力を尽くす覚悟である。

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